【最新研究AI】AnswerThisとは?機能7選と料金プランを詳しく解説
この記事では私たち研究者に特化したオールインワンAIツール「AnswerThis」をご紹介します。

「欲しい論文、ぜんぜん見つからない…」
「ChatGPT、DeepL、Elicit…いろんなツールを行き来して効率が悪い!」
これらの悩みはAnswerThisで解決できます。
- 検索~読解~執筆までのオールインワンツール
- 漏れのない論文検索機能が得意
この記事ではAnswerThisのメリットについて詳しくまとめていきます。
公式サイト:AnswerThis(https://answerthis.io)
AnswerThisのまとめ
AnswerThisはこんなツール
- 論文検索~読解~執筆など1つのプラットフォーム上ですべて完結
- 漏れのない論文検索
- 包括的な文献レビュー
- 引用マップ
- 検索~読解~執筆のスムーズな作業フロー
- 論文レビューのみ無料トライアルあり
- 月額10.8ドル~
- 10%OFFプロモコード「ACADEMIA」

世界ユーザーは10万人を突破しています
AnswerThisの機能7選

早速、AnswerThisの機能7選を紹介していきます
おすすめ機能順です!
AnswerThisのおすすめ機能(1):包括的な論文レビュー
AnswerThisの最大の特徴は、包括的な論文レビューを生成してくれることです。
「○○について詳しく知りたい」
「〇〇に対する△△の作用について知りたい」
このような状況のとき、様々な視点から包括的な論文レビューを作成してくれます。

例えば以下のようなリサーチクエスチョンを英語で入力してみましょう
「How does media consumption affect cognitive function in old age?(メディア消費が老後の認知機能に与える影響は?)」
左側にレビュー、右側に引用した論文リストが表示されます。


各論文の内容まで抽出されていて非常に見やすい
上記のリサーチクエスチョンに対する実際のアウトプットを動画で載せておきます。
(ブラウザ翻訳機能で日本語訳しています)
実際のレビュー(長いので動画)

とてもボリュームがあり、網羅性が高いです
レビューの質を上げるためにさまざまなフィルターが用意されています。

- アウトプットのタイプ
- Auto(自動)
- Structured Literature Review(構造化文献レビュー)
- Dynamic Research Assistant(動的リサーチアシスタント)
- Deep Research(深堀りリサーチ)
- 引用の数
- 最低引用数をスライダーで指定可能
- 検索するデータベース
- Semantic Scholar
- OpenAlex
- PubMed
- arXiv
- ジャーナルの質
- Q1〜Q4またはすべて(All)から選択
- インターネットフィルター
- All websites(すべてのWebサイト)
- .gov(政府サイト)
- .edu(教育機関サイト)
- 出版日
- 開始日・終了日を指定して絞り込み可能
データベースを指定できるところは嬉しい点。
「医学分野であればPubMed」
「arXivで最新研究にアクセス」
「オープンアクセス可能な巨大データベースのOpenAlexで網羅的な検索」

検索精度が上がり、関連性の高い論文だけを効率的に抽出できます
出来上がった論文レビューは読むだけでなく、二次利用ができます。
何が出来るかというと…
- AIライターへ取り込んで編集
- WordやPDF形式でダウンロード
- リンクをシェア
\論文レビューの下にあるボタン/


これらのボタンからワンクリックです!
論文レビューの利用1:WordやPDF形式でダウンロード
以下は先ほどのアウトプットをWordでダウンロードしたものです。

8ページもありました

このままWord上で編集できます
論文レビューの利用2:AIライターへ移行して編集できる
論文レビューをAIライターに移動してそのままAnswerThis内で編集することができるのも魅力。

論文レビューの利用3:論文レビューのリンクをシェア
論文レビューのリンクを他者にシェアすることができます。
リンクはサインインしていない状態でも閲覧可能!


共同研究者等にシェアするときに便利ですね
AnswerThisを利用する上で注意点がひとつあります。
それは、「リサーチクエスションなどの指示は英語で入力すること」

日本語で入力するとアウトプットの精度がかなり落ちます
アウトプットの言語を日本語に設定することもできません。

これからのアップデートに期待したいとことですね
公式サイト:AnswerThis(https://answerthis.io)
AnswerThisの機能(2):引用マップ

AnswerThisのもう一つのおすすめ機能の一つが、引用マップです。
引用マップを使うことで、特定の論文がどの研究を引用し、どの研究に引用されているかを一目で確認できます。
- 研究分野の関連研究者・著者の発見
- 関連論文の発見
- 自身の論文の影響度を確認
- その分野で最も引用されている論文を把握
DOI、タイトル、またはキーワードを入力するだけで以下のようなマップを作成。


矢印の色は以下のように分けられています

- 青色(Citation):被引用関係
「Paper A が Paper B に引用されている」 - 赤色(Reference):引用関係
「Paper A が Paper B を引用している」 - 灰色(Indirect Connection):間接的なつながり
「Paper A と Paper B が、同じ論文を引用 or 同じ論文から引用されている」
→ 共通する参照・被参照元があるという意味
引用マップを活用することで、これまで見逃していた重要な論文や研究の流れを発見できます。

先ほどの「論文レビュー機能」と併せれば、論文の漏れは最小限におさえられます!!
AnswerThisの機能(3):ライブラリー
論文レビューや引用マップでみつけた論文はワンクリックでライブラリーに保存できます。
- 論文の内容が一目でわかる
- プロジェクトごとに管理できる
ライブラリーのメリット1:論文の内容が一目でわかる
ライブラリー内では、論文の詳細情報と要約が整理されています。
ライブラリーの画面は以下です👇

図のテーブルには列を自由に加えることができます。
「自分で抽出したい内容を指示」したり、既存の項目をワンクリックで選択。

【用意されている項目】
- 主要な知見
- 研究課題
- 研究方法
- 研究の限界
- 今後の課題
- 学術的貢献
- 応用の可能性
このように整理されていると一目でその論文の内容がわかります。

羅列された文献タイトルだけみて「この論文なんだっけ?」ってなるのを防いでくれます
ライブラリーのメリット2:関連論文の比較ができる
AnswerThisでは研究プロジェクトごとに論文を整理できます。
テーマごとに論文をプロジェクト分けることで、関連論文の比較が簡単になります。

関連論文の管理が格段に簡単になります!
AnswerThisの機能(4):AIライター
AIライター機能も搭載されています。
論文レビューの章でも書きましたが、論文レビューで生成された文章は、ワンクリックでAIライターへ移動できます。

選択したテキストに対して、「言い換え」「内容を膨らませる」「指示を入力する」が選択できます。

直接指示を入力できる点は嬉しいですね

ただ、以下の点で他のAIライターより見劣りします。
- 変更内容案を受け入れるかどうかの選択がない
- 変更履歴ががわからない

少し残念ですね
AnswerThisの機能(5):論文読解サポート
AnswerThisは論文の読解サポート機能も付いています。
まとめると以下の2点です。
- 論文内容についてチャットで質問できる
- 複数論文の比較ができる
私たちが論文を読むのに時間がかかってしまうありがちな例…
「この論文に○○が書いてあったはず…(見つからない)」
「この専門用語の意味なんだ?…(ググる)」
「結論がよくわからない…(再読)」
これらの無駄な時間をAnswerThisがゼロにしてくれます。
実際の作業画面は以下👇
\こんな見栄えです/

読解サポートについてひとつずつ確認していきます。
読解サポート1:内容についてチャットで質問
「この論文の結論は?」
「研究手法の詳細を知りたい」
包括的な要約をたった数秒で生成してくれます。


なんでも質問できる先生が寄り添ってくれている気分
読解サポート2:複数論文と同時にチャットができる
嬉しいのは、複数論文の比較分析ができること。
「この3つの研究結果の違いは?」
複数の論文を同時に分析し、その違いや共通点を明確に示してくれます。

AnswerThisの機能(6):図の生成
AnswerThisのAIは、論文内の以下のような図表を自動で生成します👇

現在のところ生成できる図表の種類は11種類👇

- フローチャート
→ プロセスの流れやワークフローを表現 - ステートダイアグラム(状態遷移図)
→ 状態遷移や動作の変化を示す - Gitグラフ
→ Gitのワークフローやブランチ構造を視覚化 - クラス図
→ オブジェクト指向のクラス構造を表現 - ER図(エンティティ関係図)
→ データベースのスキーマやリレーションを示す - ユーザージャーニー
→ ユーザー体験やパスの可視化 - ガントチャート
→ プロジェクトのスケジュールやタイムライン管理 - タイムライン
→ 時系列のイベントを並べて表示 - マインドマップ
→ 概念の階層的なつながりを図式化 - 円グラフ(パイチャート)
→ 比率や構成の分布を表示 - XYチャート(棒グラフ)
→ 座標上にデータをプロットして比較
AnswerThisの機能(7):その他のミニツール

- Empathy Tool(共感ツール)
査読へのアプローチを変えるEMPATHYフレームワーク - Literature Review Assistant
引用付きで本格的な文献レビューを作成するAIツール(テスト中) - AIエッセイライター
高度なAIで、プロフェッショナルなエッセイを数秒で作成 - 研究ギャップ発見ツール
高度な技術を用いて、未開拓の研究テーマを発見 - パラフレーザー
学術文書を明確かつオリジナルな表現に変換 - Humaniser(ヒューマナイザー)
引用付きで自然な文献レビューを作成するAIツール(テスト中)

共感ツール、結構おもしろいです。
たとえば論文査読のコメントを書くときに:
【やや厳しい言い方】
The methodology section is confusing and poorly structured. The author should rewrite it entirely.
この文章を共感ツールで直してもらうと、
【共感的で丁寧】
While the methodology section presents relevant ideas, some parts may benefit from clearer structure and transitions. Rewriting certain sections could help improve clarity for readers.

まだ開発中のツールもありますが、今後さらにAnswerThisの機能は充実していくと予想
ここまでAnswerThisの機能7選について解説してきました。

まとめると以下です

これからもっと機能が追加されていくことと思います
AnswerThisの料金プラン
AnswerThisを利用する場合、基本的には有料プランへの課金が必要になります。
- 無料プラン
- 論文検索機能のトライアル(5回まで)
- Proプラン
- プロモコードを利用して、月額10.8ドル~
無料プラン |
---|
5回までの論文検索 | 論文検索機能以外の利用不可
Proプランの料金
ではProプランの料金はというと…
\おすすめ/ 年間契約 | 月間契約 | |
---|---|---|
通常価格 | 12ドル/月 | 35ドル/月 |
プロモコード | ACADEMIA | ACADEMIA |
割引率 | 10%OFF | 10%OFF |
割引後の月額料金 | 10.8ドル/月 (およそ1,600円) | 31.5ドル/月 |
割引後の年間料金 | 129.6ドル/年 (およそ18,800円) |

年間契約にすることで65%OFFになります
さらにプロモコードを利用することで10%OFF。
月額1,600円ほどで利用できます。
公式サイト:AnswerThis(https://answerthis.io)
AnswerThisのデメリット
指示が日本語だとアウトプットの質が低下
指示の入力が日本語だと、アウトプットが少し簡素になる傾向があります。

このあたりは今後のアップデートに期待したいところです。
無料プランでは機能制限が厳しい
AnswerThisは非常に優秀なツールなのですが、「無料プランでは機能制限が厳しい」のがデメリット。
無料プランでは研究活動には不十分です。
とはいえ、月額10.8ドル(およそ1,600円)で無制限に利用できます。

研究ツールをAnswerThisに一本化する場合は比較的リーズブルであるといえます。
AnswerThisの始め方
AnswerThisの始め方は以下の2通りの方法があります。
- Googleでログイン
- アカウント作成
・名前
・メールアドレス
・パスワード
を入力しサインアップ

AnswerThisをアップグレードする方法
以下では個人で契約する場合のステップをご紹介します。

クレジットカードまたはPayPalでの支払いが可能です。

支払い完了後、すぐにProプランの機能が利用可能になります。

全ての機能が無制限で使えるようになります!
AnswerThisについてよくある質問
- AnswerThisって?
-
研究に関連するさまざまなツールが揃うAIサービスです。具体的には、論文検索、論文読解サポート、引用マップ、AIライター、図の作成などその機能は多数です。
- AnswerThisの最も魅力的な機能は?
-
包括的な文献レビュー機能です。質問を入力するだけで、2億以上の論文から関連研究を検索し、詳細な文献レビューを自動生成してくれます(こちらで解説)
- ChatGPTなどの生成AIとの違いは?
-
学術研究に特化したプラットフォームであり、引用の正確性と学術的完全性を重視している点です。また、引用マップ、図の作成など、研究特有の機能を提供しています。
- 有料版にアップグレードする必要はあるか?
-
無料版ではほとんどの機能が利用できません。日常的にAnswerThisを使う場合は有料版への契約が必須です。(こちらで解説)
- AnswerThisの有料版は高い?
-
月額約1,600円で、文献レビュー、AIライター、引用マップ、図の作成など多彩な機能を利用できます。研究ツールとしてはコスパがとても良いです(こちらで解説)
AnswerThisのまとめ
- 論文検索~読解~執筆など1つのプラットフォーム上ですべて完結
- 漏れのない論文検索
- 包括的な文献レビュー
- 引用マップ
- 検索~読解~執筆のスムーズな作業フロー
- 文献レビューのみ無料トライアルあり
- 月額10.8ドル~
- 10%OFFプロモコード「ACADEMIA」
研究者にとっては日常的に非常に便利なAnswerThis!
AIを上手く使うことで研究効率を最大化しましょう。

まずは無料プランで論文レビューの使い勝手を試してみてください