この記事ではエディテージが開発した論文検索ツール「R Discovery」をご紹介します。

エディテージは英文校正で有名な企業ですが、研究者向けのAIツールを開発しています。


研究の最初から最後までをトータルサポート!
その中でもR Discoveryは論文検索と読解に特化。
利用してみて感じるR Discoveryのメリットは…
- レコメンド機能が充実
- 最新情報に常にアンテナが張れる
- 引用漏れを予防
- 論文執筆ツール「Paperpal」とのスムーズな連携
- 論文を検索しながら、論文執筆をすすめることができる

ツールを一本化することで節約にもなります
この記事ではR Discoveryについて詳しくまとめていきます。
公式サイト:R Discovery(公式サイト)
R Discoveryのまとめ
R Discoveryはこんなツール
- 論文執筆ツール「Paperpal」との連携が特に魅力
R Discoveryはエディテージ開発のツール
エディテージは研究者に向けたさまざまなツールやサービスを運営しており、研究者の活動を包括的にサポートしてくれます!

エディテージプロデュースの研究ツール
- 論文検索ツール:R Discovery
- 論文執筆&校正ツール:Paperpal
- イラスト・図解作成ツール:Mind the Graph
これらのツールを使った上で、最終的には専門家による英文校正や論文投稿のサポートを受けることができます!
特にR DiscoveryとPaperpalとのシームレスな連携が魅力的。

エディテージのサービスに一本化することで「論文検索から投稿」までとても効率的、かつ、節約にもなります!
R Discoveryの特徴4選

早速、R Discoveryでの論文検索の特徴を紹介していきます
【R Discoveryの論文検索機能4選】
R Discoveryの特徴(1):フィルター機能が充実した論文検索

まずは論文検索画面から見ていきましょう
リサーチクエスチョンを入力してから、フィルターを設定。

フィルターは豊富です。

目的とする論文のイメージが絞られているときには特に便利です
ジャーナルや機関など、選択式だけではなく、直接入力して指定することもできます!

R Discoveryの特徴(2):多機能な論文ページ
R Discoveryの論文ページはとても多機能です!!

- 論文内容をチャットで質問(有料プランのみ)
- 引用マップの表示
- 関連論文のリストアップ
- 論文を音声化
- アブストラクト等の翻訳
- Paperpalとの連携

特に関連論文情報に関する情報が充実していますね!
画面も見やすく、とても好印象です。
関連論文に関する情報は👇の2つから得られます。
- その論文を中心とした引用マップ
- 類似論文を自動でレコメンド

論文ページで引用マップ見れるツールは私の知るところR Discoveryのみです。
(他のツールはタイトルやDOIを専用の検索画面に打ち込む必要があります)
さらにその下方には類似論文がリストアップされています。


論文の漏れを最小限におさえられます!!
R Discoveryの特徴(3):Paperpalとのシームレスな連携
何度も書いていますが、執筆ツール「Paperpal」との連携が魅力です。
論文ページの右側にはPaperpalの画面が開かれており、その場で文章を入力していくことができます。

論文のアブストラクトなどを参考にしながら執筆ができますね。
こんなことができます
- 書きかけの論文の追記・編集
- メモ

R DiscoveryとPaperpalを組み合わせることで、作業フローがとても快適に!
Paperpalについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。

あっちこっちのツールを行き来するより断然便利になります…!!
R Discoveryの特徴(4):パーソナライズされたおすすめ論文の提示
R Discoveryのトップページあたる「My Feed」ではチェックすべき論文を自動でレコメンドしてくれています。

論文の種類は6つのタブで整理されています。
- 注目論文
- オープンアクセス論文
- 最新論文
- 指定したジャーナルの論文
- プレプリント
- 学会発表
このレコメンドの精度を高めるために、基準を細かく編集しておきましょう。

このレコメンド精度がとても優れていて、R Discoveryを開くだけで読むべき論文を自動的にチェックすることができます!

情報の漏れを防ぐことができて安心です
【R Discoveryの論文検索機能のまとめ】

驚くことに、これらの機能は全て無料で利用できます
公式サイト:R Discovery(公式サイト)
R Discoveryの有料プランで追加される機能
無料プランでも十分なのですが、有料プランに切り替えることでさらにパワーアップします。
有料プランで追加される機能
- 論文読解サポート
- 論文を「音声で聞く」
- マルチプロジェクト管理
- リーディングリストの共有
- リファレンスマネージャー自動同期
有料プラン限定機能(1):論文読解サポート
論文を横目に内容についてAIに質問することができます。


本文をドラック選択して「ここを訳して」「この用語を説明して」などもできます
有料プラン限定機能(2):論文を「音声で聞く」
論文を音声化し、耳で論文情報を聞くことができます。

ながら勉強に最適


日本語も選択できます。リスニング練習を兼ねたい場合は英語で!
音声タイプの選択
- Full paper audio(論文全文音声)
論文のすべての行を音声化。論文を最初から最後まで読み上げる形式。 - Summary audio(要約音声)
各セクションを要約し、その要約を音声化。全文ではなく、要点だけを聞きたい人向け。 - Both(両方)
論文全文の読み上げと要約音声の両方を生成。
有料プラン限定機能(3):マルチプロジェクト管理
複数のプロジェクトのフォルダを作成することで、管理が

有料プラン限定機能(4):リーディングリストの共有
研究室の仲間や友人と、リーディングリストを共同で作成できます。

最新論文などのシェアを自動的に行うことができます!
有料プラン限定機能(5):リファレンスマネージャー自動同期

Zotero/Mendeleyアカウントにリーディングリストを自動同期できます。
R Discoveryの料金プラン
R Discoveryの料金プランには3つあります。
- 無料プラン
- R Discovery Prime(R Discovery単体)プラン
- ¥634/月~
- editage All Access プラン ←おすすめ
- ¥1,055/月~
無料プランでも基本的な検索機能は利用できるのですが、
おすすめはeditage All Access プランです。
なぜかというと、以下のサービスも丸ごとセットになっているからです。
- Paperpal Prime(執筆サポート)
- Mind the Graph(イラスト作成)
論文の検索~読解~発表~執筆~英文校正~論文投稿までをエディテージに一本化することができてしまいます!!

節約!かつ効率的!!
無料プラン | R Discovery Prime | editage All Access | |
---|---|---|---|
年額料金 | – | ¥7,600 | ¥12,600 |
月額換算 | – | ¥634/月 | ¥1,055/月 |
論文検索 | |||
引用マップ | |||
論文レコメンド機能 | |||
論文読解サポート | |||
論文音声化 | |||
マルチプロジェクト管理 | |||
リファレンスマネージャー同期 | |||
共同研究者との共有機能 | |||
AIライティング機能(Paperpal) | 回数制限あり | 無制限 | |
剽窃チェック(Paperpal) | 7,000語/月 | 10,000語/月 + 提出用ファイル編集 | |
イラスト(Mind the Graph) | なし | 75,000以上のイラストに無制限アクセス |
editage All Access プランに含まれるPaperpalって?

Paperpalの機能の大枠は以下のとおり👇
- 英文校正
- リライト
- テンプレートを利用して草案を作成
- 執筆アシスト
- 翻訳
詳しくは以下の記事で解説しています。

editage All Access プランに含まれるMind the Graphって?

Mind the Graphは研究者向けに最適化された科学的ビジュアル作成プラットフォーム。
論文や学会発表、ポスター、教育資料などで使えるプロフェッショナルなイラストや図解を、専門知識がなくても簡単に作れるのが特徴です。

ポスターや論文等での図解のクオリティが爆上がりですね
公式サイト:Mind the Graph(公式サイト)
R Discoveryのデメリット
デメリットについても触れていきます。
論文ページで論文の内容に関する情報は少なめ
R Discoveryの論文検索結果は下図のように充実しています。

ただ、論文の内容自体に関する情報はアブストラクトのみです。
例えば他のAIツールで最近よく見られる表形式での検索結果(例は下図)を希望する場合には物足りないかもしれません。

R Discoveryのまとめ
- 論文執筆ツール「Paperpal」との連携が特に魅力
研究者にとっては日常的に非常に便利なR Discovery!
AIを上手く使うことで研究効率を最大化しましょう。

無料プランでもかなり使えるのでぜひ試してみてください👇
公式サイト:R Discovery(公式サイト)
Editageの英文校正サービスには以下の記事でも解説しています。
専門家による校正サービスが15%OFFになるクーポンもお配りしてますのでぜひ👇


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