【厳選７ツール】研究効率が劇的に変わる！2025年おすすめAIツール22 min read

この記事では研究を高速化するAIツール７選をご紹介します。

現在ではさまざまな研究者向けのAIツールが登場しています。

＼気になるツールがあればクリックで移動／

SciSpace

研究者の日常のパートナーとしておすすめ

SciSpaceは私が知るなかで最も研究者に特化したオールインワンのプラットフォームです。

検索～読解までの様々な機能が搭載されています。

研究者におすすめのAIツールとしてSciSpaceをおすすめする理由は以下の４つ。

SciSpaceのおすすめ理由１：論文検索・読解・エージェントまで揃う研究者向けオールインワンAI

2025年2月に最新の論文検索（Deep Review）、7月にはエージェント機能がローンチされ、常に進化を続けているSciSpace。研究AIのバイオニア的存在です。

SciSpaceのおすすめ理由２：Deep Review による深層的な論文検索・要約

論文検索の精度がDeep Reviewのデビューによって爆上がりしました。

何をしているかというと、

これらの作業を経ることで非常に高精度な論文レビューを作成してくれます。

Deep Reviewについては別の記事で詳しく書いています。

SciSpaceのおすすめ理由３：難しい論文も質問しながら理解できる読解サポート

SciSpaceの読解サポートは最も便利な機能のひとつです。

論文を読み進めながら、さまざまな疑問を右側のチャットスペースで解決できます。

何が書いてあるのか分からない部分はドラックすると要約や翻訳してくれます。

しかも、数式や図表もすばやく解説してくれます。

SciSpaceのおすすめ理由４：論文からデータを抽出し、比較・分析しやすいテーブルで整理

論文から「結果」や「方法」などを抽出してテーブルを作成すると、関連論文の比較に便利です。

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その他にもSciSpaceには以下の機能が搭載されています。

SciSpaceだけであらゆる機能が揃っているのが最大の魅力。

SciSpaceの料金プラン

簡単な料金プラン比較

	無料プラン	Premiumプラン	Advancedプラン
料金	–	$7.2/月～	$42/月～
論文検索	△ 低品質・回数制限	○ 高品質・無制限
論文読解	△ 低品質・回数制限	〇 高品質・無制限
AIライター	△ 低品質・回数制限	○ 高品質・無制限
Deep Review	×		○ 無制限

有料プランの料金

年間契約か月間契約を選択できますが、明らかに年間契約がお得です。

プラン	契約形態	月額 （割引前 → 割引後）	プロモコード
Premium プラン	年間	$12/月 → $7.2/月 （約1,100円/月）	ATSAID40 （40％OFF）
	月間	$20/月 → $16/月 （約2,400円/月）	ATSAID20 （20％OFF）
Advanced プラン	年間	$70/月 → $42/月 （約6,300円/月）	ATSAID40 （40％OFF）
	月間	$90/月 → $72/月 （約11,000円/月）	ATSAID20 （20％OFF）

＜注意点＞プロモコードは初めて有料課金する人のみ使えます。例えば、PremiumプランからAdvancedプランへアップグレードする際には上記のコードは利用できません。

詳細は 

Paperguide

研究者の日常のパートナーとしておすすめ

最近急激にシェアを伸ばしているツールがPaperguideです。

SciSpaceよりかなり安価で、ほぼ同等の機能が使えます。

AIライターに力を入れているところもSciSpaceとの差別化が図られています！

Paperguideのおすすめ理由１：Deep Research による深掘り型の高精度論文検索

Paperguideではライター機能だけでなく、論文検索・読解サポートまで網羅されています。

Paperguideの論文検索は以下の３種類。

AI Search	Literature Review	Deep Research
概要を知りたいとき	論文を探したいとき	論文を探し、論文に基づく詳細なレビューを作成したいとき

Deep Researchではまずチャットでのキーワードの最適化を行います。

（このあたりはSciSpaceと同じですね）

チャットの後には、リサーチクエスチョンがかなり練られています。

Before	After（チャットによりAIが生成）
週２回の有酸素運動はうつ病予防にどれほど効果的か？	18歳以上の一般成人において、中等度のジョギングを週２回（1回30分）実施することは、自己記入式うつ症状スコア（例：PHQ-9）に基づくうつ病予防にどの程度効果的か？（ランダム化比較試験を中心に、観察研究も含めて検討する）

さらにControlled Deep Researchモードがあり、ユーザが以下の点で追加・修正・削除ができます。

👇のような詳細なレビューが完成します。

その他の検索では…

リサーチクエスチョンに対して、概要を知りたいときはAI Search。

リサーチクエスチョンに対して、論文をさがしたいときはLiterature Review。

Paperguideのおすすめ理由２：学術トーンで自然に書ける AI ライター

プロンプトを入力することで、まずは見出しから自動生成してくれます。

見出しの方向性を確認・修正して、確定したら次は本文。

その後もAIライティングによって以下のようにどんどん執筆を進められます。

執筆スピードが大幅にアップします！

Paperguideのおすすめ理由３：検索・要約・読解・執筆まで一気通貫のオールインワンツール

論文を横目に必要な情報をワンクリックで抽出できるし、

図表はその他不明ワードの解説機能も。

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ローンチされたばかりで日本での知名度は低いですが、研究オールインワンとしては非常に優秀かつ他より安価なコスパのよいツールだと感じています！

Paperguideの料金プラン

料金プランの違い

Paperguideの無料と有料プランでは、AI品質に差はありません。

ただし、無料プランには回数制限があるので、利用頻度が増えるときは有料プランへアップグレードしましょう。

簡単な料金プラン比較

	無料プラン	Plusプラン	Proプラン
料金	–	$7.2/月～	$42/月～
AIアウトプット	△ ５回/月まで	○ 無制限
Deep Research	△ ２回/月まで	〇 10回/月まで	◎ 50回/月まで

「もっと使いたい」と感じたらまずはPlusプランからで良いでしょう

有料プランの料金

プラン	契約形態	月額 （割引前 → 割引後）	プロモコード
Plus プラン	年間	$12/月 → $9.6/月 （約1,100円/月）	ACADEMIA20 （20％OFF）
	月間	$19/月 → $15.2/月 （約2,400円/月）
Pro プラン	年間	$24/月 → $19.2/月 （約6,300円/月）
	月間	$39/月 → $31.2/月 （約11,000円/月）

学生の方は学生割引があり、40％OFFでご利用できます（クーポン併用はできません）

詳細は 

Elicit

精度の高い論文検索をしたいときにおすすめ

Elicitの検索精度は最近のリニューアルでさらにパワーアップしました。

Elicitのおすすめ理由１：システマティックレビューを“自動生成”できる唯一級のAIツール

Elicitのsystematic reviewsを一言でいえば、システマティックレビューの主要ステップをAIが全自動化しつつ、人間が各段階を調整可能できる機能です。

Elicit は論文を集めるだけでなく、

• 研究デザイン
• サンプルサイズ
• 介入内容
• アウトカム
• 効果量

などを自動抽出し、表に整理してくれます。

研究者が丸数日かかる作業が数分で完了。

どのようなレポートが完成するかというと…

正直、期待値をはるかに超える性能でした。

「systematic reviews」は有料のProプランしか使えませんが、Elicitの魅力が最大限凝縮されています。

Elicitのおすすめ理由２：質問に対して“論文根拠つき”で回答を返す高精度AI検索

Elicitではとても精度の高い論文検索ができるようになっています。

リサーチクエスチョンを入力したら1億2500万件以上のデ論文データベースより検索。

まずはサマリーを提示してくれます。

その下にはテーブルビューの論文リスト。

そして、ここがElicitのすごい点なのですが、論文リスト内の引用番号をクリックすると、論文本文の該当箇所へ移動できます！！

Elicitの料金プラン

料金プランによる違い

無料プランでも検索は無制限に行えますが、論文からのデータ抽出可能数、検索結果のリストの列が少ないこと、高精度モードが使えないことなど、Elicitの醍醐味を最大限享受できません。

	無料	Plus	Pro
論文検索	無制限	無制限	無制限
systematic reviews
データ抽出	20件/月まで	50件/月	200件/月
テーブルへの 列の追加	一度に２列	一度に5列	一度に20列
高精度モード		テーブルごとに１列まで	無制限
論文とチャット	一度に４つの論文と無制限	一度に８つの論文と無制限	一度に８つの論文と無制限
CSV/BIB/RIS エクスポート

この表だけではわかりにくいと思いますので、詳しくはElicitの解説記事へ。

有料プランの料金

	＼おすすめ／ 年間契約	月間契約
Plusプラン	10ドル/月 （120＄/年）	12ドル/月
Proプラン	41.6ドル/月 （499＄/年）	49ドル/月

以前は有料プランに契約しないと継続利用ができませんでした。

しかし、最近料金プランが改変されて、無料プランでも制限付きで使えるようになりました！

詳細は 

Consensus

精度の高い論文検索をしたいときにおすすめ
先行研究の総意を知りたいときにおすすめ

Consensusは査読論文のみを扱うため、Elicit同様に精度の高い論文検索をしたいときに有用です。

Consensusのおすすめ理由１：科学的エビデンスだけを抽出する高精度の論文検索

Consensusでは、おすすめの検索方法をこのように明示しています。

Consensusの検索結果画面は、ラベルなどが豊富で非常に見やすいのが特徴ですね。

Consensusのおすすめ理由２：論文の肯定・否定を集計して合意度を可視化できる（Consensus Meter）

Consensusの特徴と言えば、結果を集計する機能（Consensus Meter）です。

Yes/Noで答えられる質問を入力してみると、先行研究ではどのような見解の研究が存在するのか、Yes、No, Possiblyに分けて割合で示してくれます。

こちらは画面左上のSynthesizeをONにすることで利用でき、無料プランでは回数制限があります。

Consensusの料金プラン

Consensusの料金プランは4種類。

	無料プラン	Pro	Deep
年額料金	–	＄120	＄540
月額換算	–	＄10 （およそ¥1,500）	＄45 （およそ¥6,800）
基本クイック検索
Pro検索	25回/月まで	無制限
Deep検索	３回/月まで	15回/月まで	無制限
SnapShot	月に10回	無制限
GPT-4を搭載したPro分析の利用	月に10回	無制限
Ask Paper	月に10件	無制限

結論からいうと、日常的に使いたいのであれば有料プランがおすすめ。

さまざまな制限が解除されます。

＼学生はProプラン40％OFFになります／

Connected Papers

関連論文を探したいときにおすすめ（２）
ビジュアル化してくれる

Connected papersのおすすめ理由：関連論文のビジュアル化

まずはトップページから論文をアップロード。

元論文を中心に、関連する論文を視覚化してくれます。

円の距離は関係の深さ、円の大きさは引用数の多さを表しています。

リスト化して詳細を見ることもできます。

Connected papersの料金プラン

価格は年契約で月およそ750円。料金は為替変動がありますので、随時ご確認ください。

一か月５つのグラフ作成までは無料なので、ぜひ試しに使ってみてくださいね！

詳細は 

同じようなツールでResearch Rabbitもおすすめです！

Research Rabbit、現在のところ完全無料で利用できます！

詳細は 

Paperpal

論文執筆におすすめ

ここで、論文執筆に便利なツールもご紹介します！

Paperpalは、最大手の英文校正サービス「エディテージ」が提供している英文校正ツール。

そのプロ校正者によって蓄積された英文校正のデータを学習させたAIが「Paperpal」です。

中堅以上の研究者であれば、Paperpalだけ論文投稿までもっていくことも十分に可能。

Paperpalのおすすめ理由１：数秒で論文レベルの英文に仕上がる高精度校正

投稿前の論文をPaperpalの「投稿前チェック」を受けてみましょう。

大項目７つの計30項目でチェックされます。

このようにプロ校正者の英文チェックに極めて近い指摘を数分で得ることができます！

Paperpalのおすすめ理由２：文体・語彙・論理の一貫性が整い、査読に強い文章になる

（冠詞、名詞の数などの）英文校正

文法ミスや不自然な表現を修正してくれます。

それぞれ修正を「受け入れる」か「拒否するか」を選択！

一貫性チェック

用語や時制のブレ、語調のばらつきなどをAIが自動で検出し、修正提案をしてくれます。

全体を通じて一貫性を保った論文に仕上がります。

上の図では、”anti-phage（ハイフンあり）”と”antiphage（ハイフンなし）”で統一されていないことが指摘されています。

Paperpalのおすすめ理由３：修正理由と履歴が見えるから、学術英文の“書く力”が伸びる

例えば自分の欠いた文章をアカデミックモードでリライトしてみます。

Paperpal	ChatGPT等
変更履歴がわかる	その場で全体を書き換えてしまうと、どこがどう直ったかが見えづらい

変更推奨箇所は１つずつ確認できるので、変更を受け入れるかどうかの選択ができます。

Paperpalの料金プラン

１か月・３か月・年間契約の３プランから選択できます。

	＼おすすめ／ 年額プラン	3か月プラン	月額プラン
料金	20,900円/年	8,800円/3か月	4,400円月
月額料金	1,741円	2,933円	4,400円
割引コード	ACADEMIA20
割引後の価格	1,393円/月	2,346円/月	3,520円/月

※変動することがあるため公式サイトでもご確認ください。

料金プランの違い

継続利用するのであれば有料プラン（Primeプラン）に契約することがおすすめです。

	無料プラン	Primeプラン
英文校正と一貫性チェック	200提案/月まで	無制限
AI機能※	5回/日	無制限
引用生成	無制限	無制限
剽窃チェック	7,000単語/月	10,000単語/月 （無料プランより高品質）
投稿前一括チェック	制限ありで 可能	無制限
R Discovery	無料の機能のみ	有料機能が使える

※AI機能：リライト、リサーチと引用、テキスト生成、テンプレートのこと

「英文校正と一貫性チェック」の200提案/月という回数はあっという間です💦

有料プランに課金すると自動的にR Discovery Primeの機能が付きます！

R DiscoveryとPaperpalとは相性抜群です。

「R Discoveryで論文を検索しながら、Paperpalで執筆もすすめる」という効率的なフローが誕生します！

R Discoveryについては以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください👇

Scisummary

科学文献に特化した読解AI
論文の読解量を増やしたいときにおすすめ

Scisummaryのおすすめ理由１：科学論文に特化した要約

出来上がってきた内容はとても読みやすい。

Scisummaryのおすすめ理由２：ブラウザを介さなくて良い

これはかなり好印象なんですが、依頼した要約は自動的に登録したメールアドレスにも送られてきます。

また、読みたいPDFファイルをメールですることもできます。

Scisummaryのおすすめ理由３：図表も解説してくれる

新しい機能として、図表の解説ができるようになりました。

ブラウザで論文を開き「Figure」のタブを押すと、論文内のFigureが一覧で示されます。

今のところ、Figureの解説文は英語で出力されてしまうので、私はブラウザ上のDeepLで翻訳して利用しています。

まだ搭載されて間もない機能なので、今後のアップデートに期待です。

Scisummaryの料金プラン

有料のみですが、年間契約であれば月額500円以内。

＼おすすめ／ 年間契約	月間契約
2.92ドル/月 （34.99＄/年）	6.99ドル/月

まずは７日間の無料トライアルからお試しください。

同様のPDF読み込みツールでChatPDFも有名ですが、Scisummaryの方が科学文献に特化している点で研究者向きです。

詳細は 

研究AIツールの利用フロー

これらの研究ツールのおすすめの使い方は図の通り。

気になるツールがあればぜひ使ってみてください。

＼クリックで公式HPへ移動／

ＡＩを用いた論文検索でできること

いろいろなツールを紹介しましたが、これらのツールを使うメリットをまとめていきましょう。

キーワードが完全に一致していなくても、検索者の意図を汲んで論文を見つけてくれる

従来の文献検索サイトにありがちですが、同義語でもキーワードの選択が異なるだけで検索結果が異なることがあります。

例：CO2とcarbon dioxide

AIではこの同義語を理解して、検索者の意図を汲んだ適切な論文を見つけてくれます。

疑問に対して論文を引用して解説してくれる

疑問に対して、主要な論文を引用して、AIが独自に回答してくれます。

検索で見つかった論文の要約などを提示してくれる

わざわざ論文のアブストラクトを読まなくても、欲しい論文かそうでないかがすぐわかります。

結果を集計してくれる

※AIツール「Consensus」の独自の機能です

YesかNoで答えられる質問に対して、上位論文ではどのような見解が多いかをパーセンテージ示してくれます。

複数の論文から要素を抽出し、並べて比較できる

関連論文の内容を網羅的に比較したいときに非常に便利な機能です。

関連論文を見つけ、関連性を視覚化してくれる

関連論文をみつけ、論文作成の際に参考文献に漏れがないかなどを確認できます。

AIを用いた論文読解でできること

内容を瞬時に要約してくれる

分かりやすい日本語であっという間に要約してくれます。

チャット機能を用いて疑問点を解決できる

不明な用語や手法、考察の内容についてなど、さまざまな質問に対してチャットボットが答えてくれます。

論文内の数式や図表について解説してくれる

数式や図表を選択すれば、チャットボットが解説してくれます

今回ご紹介したツール

＼クリックで該当ツールへ移動／

最先端のAIツールを有効活用することで研究の効率を上げていきましょう！