論文検索AI「Consensus」で可能な3つの論文検索。料金プランも詳しく解説7 min read

この記事では論文検索特化型のAIツール「Consensus」をご紹介します。

Consensusのキャッチコピー

「論文探しに時間がかかる」

「どんなキーワードで探せばこの答えは見つかるのだろう…」

「気になる疑問をササっと解決したい」

これらの悩みにピッタリなのがConsensusです。

状況に応じて3種類の論文検索がチョイスでき、「概要を簡単に把握したい」ときから「網羅的に検索した上で詳しいレポート作成したい」ときまで幅広く対応できます!

驚くことに他のプランでは有料プランのみに限定されるランクの「高精度のDeep検索」が無料プランでも月に3回までは利用可能

あかのん

「課金はできるだけ避けたい」というユーザーでも継続利用ができる料金体系になっています

公式HPは

公式サイトConsensus(https://consensus.app/search/

目次(クリックで移動)
Paperguideの公式サイトはこちら

Consensusのまとめ

Consensusはこんなツール!

POINT
検索に特化したツール
POINT
Consensusが得意なこと
  • 精度の高い網羅的な論文検索
  • 先行研究をデータ中心にまとめてくれる「Deep検索
  • Consensus Meterで先行研究の結果の集計
POINT
Consensusは無料で使える
(Deep検索も無料プランで月3回まで利用可能)

課金が必要なタイミング

  • 各機能の回数制限を解除したい場合
POINT
Consensusの有料プランの料金
  • Proプラン(月額10ドル~)
  • Deepプラン(月額45ドル~)

学生は40%OFFになります!

Consensusのスペックの詳細

あかのん

他のツールもクリックして、スペックの比較をしてみてください

▼クリックで比較に追加

オールインワン
検索特化
プラン
解説記事
料金料金(月額)
学生割引
クーポン
クーポンの割引率
ツールの特徴
論文検索ツール内での機能名
検索データベース指定
リサーチクエスチョンの最適化プロセス
論文検索結果の構成引用付きサマリー
テーブルビュー
論文の音声化
論文リスト出力(CSV、BIBなど)
高度レビュー生成
論文スクリーニングへの介入
アウトプットのタイプ(文章中心/データ中心)
AIライターへのシームレス連携
レビュー出力(PDF、DOCXなど)
リンクでの共有
研究テーマの探索
関連論文のマップ化
論文読解要約
チャットで内容質問
図表や数式の解説
複数PDFとのチャット
文献ライブラリ文献管理ツール連携(Zoteroなど)
テーブルビュー
論文執筆AIライター(下書き生成)
パラフレーザー
リファレンス生成
文法チェック
盗用チェック
AI Detector
ユニーク機能
各ツールの特徴コメント


他のツールと比較したときのポイントは…

  • 論文検索に特化
  • Consensus Meter
  • データメインの高度な論文レビュー
  • 無料プランでも高度レビューが作成可能

Consensusの論文検索には3種類あります。

  • 「Quick検索」で概要を把握する
  • 「Pro検索」でキー論文を探す
  • 「Deep検索」でより精度の高い論文検索とレポート生成
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どの程度詳しく検索したいかでチョイスしてください。

基本的には無料プランでも全ての検索機能を使えますが、回数制限があります。

無料プランProプランDeepプラン
基本クイック検索
Pro検索25回/月まで無制限
Deep検索3回/月まで15回/月まで無制限
詳しくは料金プランの項目で解説します

精度の高い検索結果とラベリング・フィルター機能で目的の論文を簡単に見つけ出すことができます。

まずは、トップ画面にてあなたの検索したいQuestionを入力します。

Consensusのトップページ
トップぺージ
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左下のドロップ選択から、検索モードを指定してくださいね

Consensusでは、おすすめの検索方法をこのように明示しています。

  • 事象間の関係について質問
    (例:「クレアチンは認知力を改善しますか?」)
  • 「はい/いいえ」で回答できる質問
    (例:「亜鉛のサプリメントでうつ病を改善できますか?」
  • ある事象の効果について質問
    (例:「移民の経済における影響は?」
あかのん

キーワードを羅列するわけではなく、このように質問をするとConsensusを効果的に利用できます

Consensusの論文検索①:「Quick検索」で概要を把握

リサーチクエスチョンに対して簡単に概要を把握したいときに使うのが「Quick検索」

無料プランで無制限利用できます。

とはいえ、かなりの情報量を提供してくれます

Qiuck検索結果の実際の図

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Consensusの特徴である「Consensus Meter」もしっかり出してくれます

\Quick検索の構成/

  • Consensus Meter
  • 引用付きサマリー
  • 上位論文の詳細(テーブルビュー)
  • それ以外の論文のリスト

Consensus Meter

Consensusの特徴と言えば、結果を集計する機能(Consensus Meter)です。

Yes/Noで答えられる質問を入力してみます。

先行研究での見解を「Yes」「 Possibly 」「Mixed」「 No」に分けて割合で示してくれます。

Consensusの機能:Consensus Meterで主流の見解を集計する

新規分野に参入するとき、新しい実験系を構築するときなどに

「このQuestionに対してはどんな意見が主流なんだろう?」

という疑問が一発で解決します!

引用付きサマリー

Consensus Meterの下にはリサーチクエスチョンに対するサマリーが簡単にまとめられています。

番号をクリックすれば右サイドに該当論文への情報が表示されます。

上位論文の詳細(テーブルビュー)

サマリーの下には上位論文がテーブル形式で情報が抽出されています。

上位論文の詳細(テーブルビュー)

Consensusの論文検索結果(テーブルビュー)

無料プランでは上位3つの論文まで。

それ以外の論文もテーブルビューに切り替えたい場合はProプラン以上への課金が必要です。

それ以外の論文のリスト

テーブルビューの下には論文リストがあります。

Consensusはラベリングが非常に分かりやすいのも特徴

Consensusの論文リストと豊富なラベリング
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ラベルには以下のような種類があります

  • 研究の評価:「Rigorous Journal(厳格な研究)」「Very Rigorous Journal」
  • 引用数:「Highly Cited」
  • 研究デザイン「RCT」「Non-RCT Trial」「Case Report」など
  • 臨床研究か基礎研究か:「Animal Trial」など

ラベルにカーソルを当ててみると何を表しているか表示されます。

あかのん

タイトルやジャーナル名だけでは判別できない情報がわかりやすく視覚化されていますね

※テーブルビューにもラベルはついています。

Consensusの論文検索②:「Pro検索」でキー論文を探す

基本的なアウトプットの構成は「Quick検索」と大きく変わりませんが、引用される論文の数が増え、サマリーが充実します

例えば、同じ質問をしてみたところ、Consensus Meterでの参考論文数。

Quick検索:N=7
👇
Pro検索:N=14へ増加

Pro検索ではサマリーに見出しや表が追加されています。

実際の引用付きサマリー

Consensusの論文検索③:「Deep検索」でより精度の高い論文検索とレポート生成

Deep検索では格段にアウトプットが充実します。

アウトプットは「はじめに→方法→結果→考察→結論」の5章で構成。

あかのん

詳しくみていきます!

STEP
はじめに

Consensus Meterと簡単なサマリー

STEP
方法(データ抽出までの流れ)

今回の検索で用いたキーワード、スクリーニングされた論文数、最終的にレビュー作成に含めた論文数など

STEP
結果

主要な結果のリストアップ

特に重要な論文

STEP
考察

論点とエビデンスレベルが分かりやすい表に

STEP
結論

Research Gaps Matrix

縦軸(研究対象)と横軸(運動様式)でどれくらい研究が行われているか(研究件数やエビデンスの蓄積度)を示す図

Open Research Questions

まだ未解決な問いとその理由をピックアップ

Pro検索とは明らかに精度が違いますね。

文章メインではなくデータがメインのレビューになっています。

あかのん

この無料プランでも月に3回までは利用できてしまいます!

無料プランProプランDeepプラン
基本クイック検索
Pro検索25回/月まで無制限
Deep検索3回/月まで15回/月まで無制限
詳しくは料金プランの項目で解説します

これはぜひとも一度はお試しください!

Consensusの便利な機能

Consensusの便利な機能①:使いやすいフィルター機能

Consensusの機能:使いやすいフィルター機能

以下のようなフィルターが可能。

  • 論文
    • 年代
    • プレプリントを除外(査読済み論文のみ)
    • オープンアクセスの有無
    • 論文要求の可否
    • 引用数
  • 研究方法
    • 研究デザイン
    • 研究の詳細(サンプルサイズや期間等)
  • ジャーナルランク
  • 分野
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この機能を使えば「これだ!」という最高の論文が見つかります。

Consensusの便利な機能②:Study Snapshot

各論文ページには、アブストラクトが表示されています。

アブストラクトだけでは物足りなく。母集団やサンプルサイズ、実験方法などの項目ごとの詳細を知りたい場合には「Study Snapshot」機能が利用できます。

「Generate Snapshot」を押すと以下の図のようにが確認できます。

Consensusの機能:各論文の内容を確認する

研究の概要が把握できて便利です。

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無料でも月に10回までは利用可能

無料プラン有料プラン
Study Snapshot月に10回無制限

Consensusの便利な機能③:Ask Paper

論文ページの一番下にある「Ask Paper」を押すと論文が開きます。

ここではチャットにて内容を詳しく確認することができます。

Consensusの機能:Ask Paperで論文の内容を確認する
あかのん

Snapshot同じく、無料でも月に10件までは利用可能

無料プラン有料プラン
Ask Paper月に10回のやり取り無制限

Consensusの便利な機能④:論文や検索結果を保存できる

気になる論文をブックマークすることや、検索結果を保存することが可能です。

リストで関連するものごとに分けておきましょう。

Consensusの機能:論文と検索履歴を保存できる
あかのん

検索履歴を保存できる点がポイント高いです

Consensusの便利な機能⑤:検索結果をシェアできる

検索結果画面の右上にあるshareボタンを押すと、結果を簡単にシェアできます。

あかのん

他者と結果を共有したい場合にはとても便利です。

Consensusの料金プラン

Consensusの料金プランは4種類。

  • 無料プラン
  • Proプラン
    • ¥1,500/月~
  • Deepプラン
    • ¥6,800/月~
無料プランProDeep
年額料金$120$540
月額換算$10
(およそ¥1,500)
$45
(およそ¥6,800)
基本クイック検索
Pro検索25回/月まで無制限
Deep検索3回/月まで15回/月まで無制限
SnapShot月に10回無制限
GPT-4を搭載したPro分析の利用月に10回無制限
Ask Paper月に10件無制限

結論からいうと、日常的に使いたいのであれば有料プランがおすすめ。

さまざまな制限が解除されます。

あかのん

学生の方であればかなりお得に利用できます

\学生はProプラン40%OFFになります

  • 学校のメールアドレスを登録する

    もしくは…
  • student@consensus.app に 以下の情報を記載したメールを送り、送られる手順に従ってください。
    • 現在の Consensus アカウントのメール
    • 在籍を証明するもの (学生証、メール アドレスなど)
    • 卒業年度

Consensusのデメリット

検索特化型である(その他の搭載機能が少ない)

検索に特化したツールであり、読解サポート・執筆機能・ライブラリーなどその他の搭載機能が少ない点がデメリット。

Ask Paperもかなりシンプルな機能のみです。

検索以外の作業も任せたいのであれば、オールインワンツールであるSciSpacePaperguideなどがおすすめです。

詳しくはオールインワンツールをまとめたカテゴリーページをご覧ください!

Consensusの類似ツール

SciSpace(オールインワン)

SciSpaceのキャッチコピー

SciSpaceは私が知るなかで最も研究者に特化したオールインワンツールです。検索~読解までの様々な機能が搭載されています。

あかのん

私自身がヘビーユーザーです

SciSpaceはこんなツール!

POINT
SciSpaceはオールインワンの研究AI
  • 論文検索~読解~執筆、引用生成など1つのプラットフォーム上ですべて完結
POINT
SciSpaceが得意なこと
  • 精度の高い論文検索(特にDeep Review)
  • 論文読解サポートで不明点や図表などの解説
  • ライブラリー上での関連論文の比較
  • 自律的に働く研究エージェント
POINT
SciSpaceは無料でも使えるが有料プランが無難
  • 無料だと全てのアウトプットでAIの品質が不十分
POINT
SciSpaceの有料プランの料金
  • Premiumプラン:月額7.2ドル
  • Advancedプラン:月額42ドル

(当サイトの40%OFFクーポンを利用した場合の最安値料金)

さまざまな機能を持つSciSpaceのなかでも、特におすすめする機能は以下。

特に、Deep Reviewによって論文検索の精度が爆上がりしました。

実際のレビュー

Deep Reviewで抽出されたサマリー(実際の画面)
Deep Reviewで抽出されたサマリー(実際の画面)
Deep Reviewで抽出されたサマリー(実際の画面)

ポイントは、プロンプトなど一切不要で直感的に利用できるキーワードの最適化プロセス

SciSpace「Deep Review」のポイント

また、論文読解サポートではさまざまな疑問にAIが答えてくれます。

あかのん

図表まで解説可能

論文内の数式や図表の解説(実際の画面)

その他にも機能が盛りだくさんな研究者特化AI。

SciSpaceの機能や料金をくわしく確認!

▼クリックで比較に追加

オールインワン
検索特化
プラン
解説記事
料金料金(月額)
学生割引
クーポン
クーポンの割引率
ツールの特徴
論文検索ツール内での機能名
検索データベース指定
リサーチクエスチョンの最適化プロセス
論文検索結果の構成引用付きサマリー
テーブルビュー
論文の音声化
論文リスト出力(CSV、BIBなど)
高度レビュー生成
論文スクリーニングへの介入
アウトプットのタイプ(文章中心/データ中心)
AIライターへのシームレス連携
レビュー出力(PDF、DOCXなど)
リンクでの共有
研究テーマの探索
関連論文のマップ化
論文読解要約
チャットで内容質問
図表や数式の解説
複数PDFとのチャット
文献ライブラリ文献管理ツール連携(Zoteroなど)
テーブルビュー
論文執筆AIライター(下書き生成)
パラフレーザー
リファレンス生成
文法チェック
盗用チェック
AI Detector
ユニーク機能
各ツールの特徴コメント

無料プランではAIの品質が低下しますが、ひと通りの機能をお試しすることができます。

SciSpaceをもっと知りたい人はこちら

Elicit(論文検索)

Elicitのキャッチコピー

Elicitは論文検索に特化したツールです。

Elicitをおすすめする理由
  • 精度の高い論文検索
  • 網羅的な検索が得意

論文検索では、図のようにサマリーとテーブル形式で論文の情報が検索結果にアウトプットされます。

Elicitで論文検索

list of conceptから検索すると、その分野の情報を網羅的に把握したいときに役立ちます。

例えば「腰痛」について検索。

Elicitのコンセプト検索の具体例

整理されたコンセプト(ここでは病態)ごとに、引用付きサマリーも提示されます。

新しい分野を開拓しているとき、総説を執筆しているときなど、網羅的に情報を収集したい場面で非常に役立ちます。

あかのん

ElicitとSciSpaceにしかない機能です

Elicitの機能一覧

検索サポート 引用付きサマリー、論文情報を要素ごとに抽出、list of concept(主要概念をリスト化)
読解サポート PDFから論文情報を抽出
ライブラリー機能 論文保存
その他 Zotero連携

Elicitの料金プランの概要

 無料プラン:論文検索は無制限に行える
:高精度モードが使えない
:PDFからのデータ抽出に回数制限があり
 有料プラン月額10ドル
お得メモ年間プランで17%OFF

詳細は

Consensusの始め方

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Consensusの始め方
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サインアップなしでも利用は可能ですが、ブックマーク機能などは利用できないので、登録することをおすすめします。

Consensusについてよくある質問

無料プランでも利用できる?

高精度のDeep検索も月に3回までは利用可能。無料プランユーザーでも継続的に利用可能な料金体系になっています。

有料の有料プランを安く利用する方法は?

学生であればProプランを40%OFFの値段で利用できます。

Consensusのまとめ

簡単な質問で網羅的に研究の概要を把握できるConsensus!

Consensus Meterやラベリング機能で視覚的にもわかりやすいツールです。

あかのん

ぜひ利用してみてください!

詳細は

公式サイトConsensus(https://consensus.app/search/

あかのん

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