【徹底解説】SciSpaceを使うメリットは?機能5選と料金プランを詳しく解説
この記事では私たち研究者に特化したAIツール「SciSpace」をご紹介します。
「論文を読むのに時間がかかる」
「欲しい論文、ぜんぜん見つからない…」
「ChatGPT、DeepL、Consensus…いろんなツールを行き来して効率が悪い!」
これらの悩みはSciSpaceで解決できます。
【SciSpaceを使うメリット】
- 論文を読むスピードが2倍になる
- 最適な論文が最速で見つかる
- SciSpaceにツールを一本化し作業フローを改善
でも費用がかさむのは嫌…
現在は、40%OFFのクーポン利用を利用することで月額7.2ドルで利用できます(およそ1,100円)。
さまざまな機能をSciSpaceに集約することで節約にも!
この記事ではSciSpaceを取り入れるメリットについて詳しくまとめていきます。
SciSpaceの使い方にお困りの方は「SciSpace使い方ガイド」へ
SciSpaceの機能5選
早速、SciSpaceの機能5選を紹介していきます
【SciSpaceの機能のまとめ】
SciSpaceの機能(1):読解サポート
論文を読むときに、SciSpaceを使うメリットは?
まとめると以下の4点です。
- 欲しい情報だけ抽出できる
- 不明ワードをチャットで質問できる
- 難しい箇所を日本語へ翻訳や要約してくれる
- 図表や数式を解説してくれる
私たちが論文を読むのに時間がかかってしまうありがちな例…
「この論文に○○が書いてあったはず…(見つからない)」
「この英単語の意味なんだ?…(翻訳ツールへ移動)」
「〇〇(専門用語)って?…(ググる)」
これらの無駄な時間をSciSpaceがゼロにしてくれます。
実際の作業画面は以下。
\こんな見栄えです/
読解サポートについてひとつずつ確認していきます。
読解サポート1:欲しい情報だけを抽出できる
「患者群の病態ステージは?」
「〇〇の実験では何の試薬を使ってた?」
ピンポイントな情報だけ欲しいときはチャットスペースに質問を入力。
たった10秒でアウトプットしてくれます。
利用頻度の多い項目であれば、チャットスペースにあるボタンをクリックするだけ。
(利用頻度多い項目とは要約や方法、結論など)
なんという心遣い…
読解サポート2:不明ワードをチャットで質問できる
「〇〇(専門用語)ってなに?」
不明な専門用語があっても論文から離脱せずに済みます。
チャットスペースに質問を入力しましょう。
引用付きで信頼のある回答を瞬時に返してくれます。
読解サポート3:難しい箇所を日本語へ翻訳や要約してくれる
「この段落、何言ってんのかさっぱり!」
専門用語ばかりの難しい英文は、翻訳や要約を依頼しましょう。
ドラックで選択するだけです。
読解サポート4:図表や数式の解説
「この図が意味していることが、全然わからない…」
最も驚くべき機能が図表や数式の解説。
ドラッグで選択すれば、どのような形式の図でも解説してくれます。
有料版ではかなり精度も良いです。
あらゆる解説例を以下に示します。
クリックしてぜひ見てください。
Figureの解説例(クリックで見れます)
(解説例1)
(解説例2)
Tableの解説例(クリックで見れます)
図解の解説例(クリックで見れます)
複雑なFigure群の解説例(クリックで見れます)
※個々の図を選択することでより詳しい解説が得られます
以上がSciSpaceの読解サポートです。
これらの機能を駆使することで、体感では論文を読むスピードが2倍くらい速くなります。
残念なのですが、無料とPremiumプランでは明らかに性能が違います。
実際に無料とPremiumプランの差を比べたものが下の図です。
明らかに無料プランでは解説が不十分です。
SciSpaceのメリットを最大限引き出すためにはPremiumプランが断然おすすめ。
クーポンで40%OFFの月額7.2ドルで利用いただけます。
SciSpaceの機能(2):論文検索サポート
論文検索にSciSpaceを使うメリットとは?
まとめると以下の3点です。
- リサーチクエスチョンに対して引用付きサマリーがみれる
- 各論文の考察と結果が一目でわかる
- 詳細が気になる論文についてはCopilotに個別に深掘り
論文探しって沼にはまりがちですよね。
「必死にスクロールしてるのに良い論文が見つからない」
「だんだん何を探してたのか分からなくなってきた…」
つ、疲れる….
SciSpaceでは最適な論文を最速で見つけることが可能です。
早速、SciSpaceのトップページから検索したいクエスチョンを打ち込みます。
「初期段階の肺がん患者に対する放射線療法の効果を検証した研究を探して。総説以外、5年以内、なるべく大規模なものをピックアップして(適当です)」
盛り込みたいキーワードを気楽に文章に入れるだけ。
これまでのキーワード検索のように「検索意図が伝わらなくて検索結果がカオス」なんてことは少なくなりました。
今までの論文検索 | SciSpaceでの論文検索 |
---|---|
キーワードを組み合わせて入力 ↓ 検索意図が伝わりにくい | リサーチクエスチョンを文章で入力 ↓ AIが検索意図を汲んでくれる |
検索サポート1:リサーチクエスチョンに対して引用付きサマリー提示
検索を実行すると、リサーチクエスチョンに対して引用つきのサマリーが提示されます。
そのまま引用元の文献へ移動もできます。
検索サポート2:各論文の考察と結果が一目でわかる
検索結果画面では、考察や結論などが自動でテーブル化されています。
どのような実験をして、どんな結果になったか、一目でわかります
テーブルの列は自分で編集できます。
- 結論
- アブストラクトの要約
- 結果
- イントロの要約
- 実験手法
- この研究の限界など
(自作の要素も作成可能)
無料と有料プランではこの列の数が異なります。
無料プラン | Premiumプラン |
---|---|
5列まで | 50列全て |
このテーブル機能は本当に画期的です
「わざわざ文献ページに移動してアブスト読んだのに、なんか違う!」というありがちな時間の無駄遣いが本当に減りました!
検索サポート3:詳細が気になる論文についてはCopilotに個別に深掘り
検索結果を確認するなかで、特定の論文の詳細がさらに気になった場合にはAIで個別に質問できます。
SciSpaceの機能(3):ライブラリー
SciSpaceのライブラリーも非常に使いやすいです。
ライブラリー内では、論文の内容が要素に分けてテーブルされています。
- 論文の内容が一目でわかる
- 関連論文の比較ができる
ライブラリー1:論文の内容が一目でわかる
ライブラリーの画面は以下です。
論文情報だけでなく結果や方法などの各項目(編集可)ごとにリスト化されています。
抽出要素は以下のような項目があり、選択式でいつでも変更可能です。
- 結論
- アブストラクトの要約
- 結果
- イントロの要約
- 実験手法
- この研究の限界など
- 自作の要素も作成可能
羅列された文献タイトルだけみても「この論文なんだっけ?」ってなりませんか?(私はなります)
このようにテーブル化されていると一目でその論文の内容がわかります。
ライブラリー2:関連論文の比較ができる
ライブラリーはフォルダで論文を仕分けることができます。
フォルダの効果的な活用方法は「比較したい論文をフォルダごとにまとめる」
例えば、「実験方法について参考にした論文」フォルダなど
関連論文の比較が簡単になります!
SciSpaceの機能(4):論文PDFからプレゼン生成
SciSpaceでは論文PDFから自動でプレゼン資料を作る機能があります。
- ナレーション付きショート動画
- スライド
プレゼン生成1:ナレーション付きショート動画
ショート動画はSNSなどへの投稿に便利。
ナレーションも自動で作られ、さらに音声化されます。
たった5分もあれば作れます。
ショートムービーの実際の作成例
ぜひクリックして再生してみてください。
プレゼン生成2:スライド
スライドも自動で作られます。
その際に、プレゼン発表するときのための台本まで用意されています。
プレゼン資料の実際の作成例
こちらもぜひクリックして再生してみてくださいね
右の欄はプレゼン発表用の台本です
残念ながらパワーポイント等に移動することなどはできません。
ミーテングなどで簡単に要旨を説明する際などに便利。
スライド作成のときの参考にもなりますね。
SciSpaceの機能(5):執筆サポート
- AI Writer
- パラフレーザー
- 引用生成
執筆サポート1:AI Writer
新しく搭載された機能です。
まもなく本文を追加しますのでお待ち下さい。
執筆サポート2:パラフレーザー
パラフレーザーは、モードを選択することで英文の用途に合わせた言い方に書き換えてくれます。
ネイティブではないと、英文の微妙なニュアンスの違いを書き分けることは難しいですよね。
パラフレイズのモード:
- Academic
- Fluent
- Formal
- Creative
など他にも多数
自分で書いた英文が気になるときにパラフレーザーを使ってみてくださいね
執筆サポート3:引用生成
SciSpaceには引用生成機能も付いています。
画面左で対象となる文献を検索し、画面左で必要なスタイルを選択すると、必要に応じた引用を生成してくれます!
ここまでSciSpaceの機能5選を紹介してきました。
PC作業がSciSpaceだけに集約できることが最大のメリットともいえますね!
なんでも揃ってます
【SciSpaceの機能のまとめ】
SciSpaceの料金プラン
SciSpaceには3つの利用方法があります。
- 無料プラン
- Premiumプラン
- プロモーションコードを利用して、月額7.2ドル
- Labs & Universitiesプラン
- 11名以上のチームで契約すると、一人あたり月額7ドル以下
個人で契約するなら、無料プランかPremiumプランか。
もし11名以上メンバーが集まるようであれば、Labs & Universitiesプランがお得になります。
Premiumプランの料金
年間契約か、月間契約を選択できます。
年間契約が断然お得。
プロモコードをご利用いただくことで、月あたり7.2ドルです(およそ1,100円)
\おすすめ/ 年間契約 | 月間契約 | |
---|---|---|
通常価格 | 12ドル/月 | 20ドル/月 |
プロモコード | ACADEMIA | ACADEMIA20 |
割引率 | 40%OFF | 20%OFF |
割引後価格 | 7.2ドル/月 | 16ドル/月 |
年間料金 | 86.4ドル |
日本円での金額は為替によって変動します。
支払いには日本のクレジットカードやGoogle Payが利用できます。
Labs & Universitiesプランの料金
Labs & Universitiesプランで契約する場合の料金は以下です。
この場合も年間契約の方がお得。
また、チームの人数が増えるにつれ、一人当たりの料金がお安くなります。
(チームの人数) | \おすすめ/ 年間契約 | 月間契約 |
---|---|---|
2 – 10人 | 8ドル | 18ドル |
11 – 25人 | 7ドル | 16ドル |
26 – 50人 | 6ドル | 14ドル |
51 – 300人 | 5ドル | 11ドル |
メンバーが10名以上集まらない場合はプロモコードを利用することで個人契約の方がお得です。
無料プランとPremiumプランの違い
結論からいうと、日常的に利用するのであればPremiumプランがおすすめ。
- 全てのアウトプットにおけるAIの性能
- 論文検索結果のテーブルの列数
- AIライターの回数制限
無料プランで全ての機能が利用できるようになるのでまずお試しを
アウトプットにおけるAIの性能
無料プラン | Premiumプラン |
---|---|
全てのアウトプットで低品質 | 全てのアウトプットで高品質 |
Figureの解説例をご紹介します。
無料ブランのAIでは全く読み取れていません。
論文の要約についても明らかな差があります。
その他にも
- 論文検索時のサマリー
- 論文検索時のテーブル
- AIライターやパラフレーザー利用時の文章
これらのアウトプット全てで明らかな差が出ます。
論文検索・ライブラリーでのテーブルの列数
論文検索結果やライブラリーで表示される「論文の情報をまとめたテーブル」。
こちらの列数が無料プランだと5列まで。
Premiumプランだと最大数である50列まで追加することができます。
無料プラン | Premiumプラン |
---|---|
5列まで | 50列全て |
追加できる列の詳細は…
- 結論
- アブストラクトの要約
- 結果
- イントロの要約
- 実験手法
- この研究の限界など
(自作の要素も作成可能)
テーブルを見るだけで論文の内容がすぐわかります
AIライターの回数制限
無料プラン | Premiumプラン |
---|---|
10アウトプット/回 | 無制限 |
※1アウトプット=1文ではありません。
1指示に対する1回分のアウトプットを指しています。
無料プランでは、10アウトプットすると制限がかかり、一定時間の間をあけないといけません。
無料プランは「お試し利用」と考えた方が良さそう
本気でSciSpaceを使いこなしたい場合にはPremiumプランがおすすめです。
研究ツールをSciSpaceに一本化することが可能!
以下のプロモコードをご利用いただければ、月額7.2ドルで利用できます。
Scispaceのその他のメリット
日本語で閲覧やチャットができる
Copilotの言語設定にて日本語をデフォルトにできます。
- 論文の検索結果
- PDFから情報抽出
- 論文読解時のサポートチャット
- 論文ライブラリー
違和感のない日本語で出力してくれるので作業が捗ります。
Google Chromeの拡張機能がある
SciSpaceはGoogle Chromeでの拡張機能としても利用できます。
SciSpace以外のWebページを開いていても、右サイドにSciSpaceのチャットスペースを呼び出せます。
これはすごく便利ですね
Zoteroと連携できる
SciSpaceはZoteroと連携させることができる点も嬉しいです。
- 読みたい論文をZoteroから直接アップロード
- 保存したい論文をSciSpaceの検索結果からZoteroへ直接ダウンロード
PDF移動の手間が省略されるのは本当にありがたい!
アップロードした論文は自動的にライブライリーに保存される
アップロードした論文は自動的にライブラリーに整頓されています。
再度読み直したいときにも再アップロードの必要がありません。
しかも、項目ごとに情報を抽出してリスト化されているので、どのような内容の論文だったかすぐ判別できます。
SciSpaceのデメリット
無料プランでは性能が低い
SciSpaceは非常に優秀なツールなのですが、「無料プランでは性能が低い」のがデメリット。
前述していますが、無料プランとPremiumプランでは明らかにアウトプットに差があります。
Scispaceの始め方
Scispaceの始め方は以下の2通りの方法があります。
- Googleでログイン
- アカウント作成
・名前
・メールアドレス
・パスワード
を入力しサインアップ
SciSpaceをアップグレードする方法
アップグレードする場合はスタート画面右上の「Pricing」をクリックします。
以下では個人で契約する場合のステップをご紹介します。
月額プランより年額プランの方が圧倒的に安いです。
プロモーションコードの欄に「ACADEMIA」と入力します。
57.6ドルが割引され、年額で86.4ドルとなります。
つまり月額7.2ドル。これで最安値で利用できます。
まずは月額プランで試したい方は「ACADEMIA20」で20%オフになります。
SciSpaceの使い方ガイド
以下の記事では、SciSpaceを始めたばかりの方に向けて、その使い方を5つの目的別に解説しています。
SciSpaceの類似ツール
Consensus
Consensusは精度の高い論文検索で非常に有名です。
「Consensus meter」など分野の主流の意見を確認できる唯一無二の機能が超有用です。
論文読解サポートなどその他の機能は搭載していません。
SciSpaceと併せて使用することをおすすめします。
以下の記事で解説しています。
Scisummary
Scisummaryは科学文献に特化した論文読解サポートツールです。
論文検索などのその他の機能は搭載していません。
論文を精度の高い要約を作成して、メールに送ってくれるので、膨大な論文の概要をすばやく把握したいときなどにすごく便利です。
最近ではこれまではSciSpaceにしかなかった「図の解説」機能も追加されました。
詳しくは以下の記事で解説しています。
SciSpaceについてよくある質問
\SciSpaceに関してよくある質問のまとめ/
- SciSpaceって?
-
研究に関連するさまざまなツールが揃うAIサービスです。具体的には、論文検索、論文読解、論文レビュー、パラフレーザーなどその機能は多数です
- SciSpaceの最も魅力的な機能は?
-
論文読解サポートです。論文を読み進めながら、Colipotとやり取りをすることができます。不明な内容についての質問、要約、図や表の解説などのサポートを受けることで、論文の理解度と読解速度が格段に上がります(こちらで解説)
- ChatGPTなどの生成AIとの違いは?
-
より研究者に即したプラットフォームになっており、研究関連作業にツールが揃っています。読んだ論文を整理しておくライブラリー機能も備わっています。
- 有料版にアップグレードする必要はあるか?
-
無料版ですべての機能は使えます。しかしながら、日常的にSciSpaceを使う場合は、Copilotの性能が高い有料版がおすすめです。(こちらで解説)
- SciSpaceの有料版は高い?
-
クーポンコードを使用したり、多数でチーム契約することで月額7.2ドル以下で利用できます。多彩な機能を備えているツールなので、コスパは非常に良いです(こちらで解説)
Scispaceのまとめ
研究者にとっては日常的に非常に便利なScispace!
このようにAIを上手く使うことで研究効率を最大化しましょう。
まずは無料プランから利用してみてください
詳しい使い方については別の記事でご説明しています。
\インスタでもまとめてます。ブクマ代わりにフォローがおすすめ/
その他の研究ハック!
研究者・大学院生が使うべき必須ツール32選
他にも研究に便利なAIツールをまとめています。併せてよんでみてくださいね。
圧倒的コスパで英会話スキルを向上!
1研究室に1アカウント必須!引用チェックツール「Scite_」の絶大な効果とは
大量の論文を読み漁る必要があるフェーズの研究者に!論文の抄読数が倍層する科学文献に特化した論文要約ツール「Scisummary」
\インスタでおすすめツール32選を紹介しています/
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