【現役研究者が解説】SciSpace活用術:AIで研究効率を最大化する方法

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SciSpaceの解説
あかのん

こんにちは。運営者のあかのん(@HAcademianote)です。

最近では研究者に向けたAIツールが多く生み出されており、これらをうまく使いこなす研究者とそうでない研究者とでは研究の進み具合に大きな差がでることは必至です。

あかのん

時短かつ正確な研究を行うためにも、AIを上手く使いこなしていきましょう!

なかでもScispaceは論文の検索から読解まで多彩な使い方のできるAIサービスで、研究者の日常的なパートナーとして非常におすすめです。

この記事ではScispaceの使い方や充実した機能をまとめていきます。

有料プランを検討している方には最大40%OFFになるプロモーションコードもありますので、最後までぜひご覧ください。

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Scispaceのおすすめ利用場面

Scispaceのおすすめ利用場面

Scispaceが日常的な研究者のパートナーとして最適解である理由を説明していきます。

Scispaceの多彩な機能

SciSpaceのトップ画面
あかのん

ひとつずつ説明してきます

文献検索の機能

まずは検索機能を使ってみましょう。

方法:スタートタブの「Literature Review」タブにて情報を検索

「Literature Review」タブで文献検索をした実際の画面

嬉しい機能

  • 引用付きサマリー提示
  • 各論文の考察と結果が一目でわかる

ご覧のようにScispaceでは、検索に対して引用つきのサマリーが提示され、さらにピックアップした論文の考察や結論なども分かりやすく表示されます。

あかのん

わざわざ論文を開かなくても中身がわかります。

検索対象は2億件以上の論文のメタデータを5000万件以上のオープンアクセスの全文PDFです。

この膨大な量の論文のなかから質問に最適な論文をピックアップし、さらにサマリーまでまとめてくれます。

ちなみに、SciSpaceの拡張機能をGoogle Chromeの検索エンジンに追加すると、SciSpaceのページを開くことなく、検索窓から直接検索ができます。

あかのん

Web閲覧中に分からない用語などが出てきたときに、閲覧ページを開いたまま、Scispaceで検索して引用付きサマリーなどをさっと確認できます。

右下にCopilotが控えているので、検索結果が不十分だった場合などは、こちらで再度条件を指定してみてください!

PDFからデータを抽出する機能

各論文のポイントをAIが自動的に抽出してくれます。この機能はかなり便利です!

方法:スタートタブの「Extract data from PDFs」タブに文献をアップロード(複数可)

「Extract data from PDFs」タブでPDFからデータを抽出した実際の画面

嬉しい機能

  • それぞれの論文のポイントを抽出
  • 抽出項目は選択式
  • 複数の論文を一覧で比較できる

要素は選択式で以下のような項目があります。

  • Conclusions(結論)
  • Summarized Abstract(アブストラクトのまとめ)
  • Results(結果)
  • Summarized Introduction(イントロダクションのまとめ)
  • Methods Used(方法)
  • Literature Survey
  • Limitations(研究の限界)
  • Contributions(結論)
  • Practical Implications(実際的な価値)
  • 自作の要素

関連論文が複数ある場合、必要な要素(結果の違い、実験条件の違いなど)を抽出して、比較検討したい場合に非常に便利です!

あかのん

昔、私はこのような表をExcelで自作していましたね。
現代はAIで一撃!!

Copilotと論文を読む機能

Scispaceのもっとも使い勝手の良い機能がこちらかと思われます。

まずは論文をアップロードします。

方法:スタートタブの「Read with AI Copilot」タブに文献をアップロード

「Read with AI Copilot」タブで文献抄読をするための実際の画面

論文を読むときのCopilotの嬉しい機能には以下のようなものがあります。

嬉しい機能

  • 論文から欲しい情報を抽出
  • 論文の内容についてチャットで質問
  • 選択箇所の翻訳や要約
  • 論文内の数式や図表の解説

ひとつずつ説明していきます。

あかのん

もちろん日本語でチャット可能なので、右上のLanguage選択で日本語設定にしてくださいね

論文から欲しい情報を抽出

論文をアップロードしてきたときにすぐ出てくるのがこの画面です

左に論文、右にチャットスペースがあります。

ここでは、欲しい情報がすぐ手に入るように、利用者が使いそうな項目(結論とか手法とか…)をワンクリックで選択できるように置いてくれてあります。

論文から欲しい情報を抽出する機能(Scispace)
  • Explain Abstract
  • Limitation
  • Literature survey
  • Conclusion
  • Related Papers
  • Summarise introduction
  • Method used

上記の項目であればワンクリックで情報を抽出できます。

論文の内容についてチャットで質問

論文の内容についてチャットで質問
あかのん

言語も「日本語」が選択可能。論文を読み進めながら、気になることはどんどん質問してみよう

ちなみにこの質問は、論文内に書かれていないことでも可能です。

質問の例:

  • 「この論文の新しい発見は?」
  • 「○○ってなに?」
  • 「(文章を選択して)この箇所を解説して」
  • 「他に参考文献は?」

上記以外にも、あらゆることをCopilotで質問できます。

あかのん

ChatGPTなどとやり取りする感覚と一緒ですね

選択箇所の翻訳や要約

選択範囲のみ、部分的に要約してもらうことも可能です。

選択箇所の翻訳や要約(実際の画面)

論文内の数式や図表の解説

そしてSciSpaceの嬉しい機能のひとつは、数式や図表の解説ができることです。

論文内の数式や図表の解説(実際の画面)
あかのん

こんなことまでできるなんて…

図表の解説についてはまだまだ発展途上な点もありますが、利用者の論文読解のサポートとして十分活躍してくれそうです。

パラフレーザー機能

方法:スタートタブの「Paraphraser」タブに英文を入力

論文やメール文(友人or目上の人)などで文章は大きく変わりますが、モードを選択することでAIが英文の用途に合わせた言い方に書き換えてくれます。

Scispapcenのパラフレイザー機能(実際の画面)

パラフレイズのモード:

  • Academic
  • Fluent
  • Formal
  • Creative
    など他にも多数
あかのん

自分で書いた英文が気になるときにパラフレーザーを使ってみてくださいね

パラフレイザー機能だけで、ひとつのツールとして独立しているサービスもありますよね。

あかのん

Scispaceは総合的な研究者のサポートツールとしてお得感がすごい

AI検出機能

方法:サイドカテゴリの「AI Detector」から

AI検出機能(Scispace)

少し利用してみましたが、もしかしかしたら精度はそんなに良くないかもしれません。

あかのん

というのも、お試しに適当なプロンプトから生成AIに書いてもらった文章がAI detection 25%でして…

こちらは今後に期待ということで!

PDFをスライドや動画に自動変換(NEW)

すごい機能が追加されました。近日中に追記予定です。少々お待ちください!

PDFからスライド資料や動画を瞬時に自動生成

Scispaceの利用料金

SciSpaceは無料でもさまざまなツールが利用可能です。

もし回数制限を不便に感じたり、チャットの品質を向上したい場合には、有料プランへアップグレードすることをおすすめします。

その場合、個人利用かチーム利用かを選択できます。

チームが10名以下になる場合ではプロモコードを利用することで個人利用の方がお得です。

SciSpaceの有料プラン(個人契約かチーム契約か)

個人契約する場合の料金

Scispapcenの料金(個人の場合)

プロモーションコードはこちら

  • 年額プラン:”ACADEMIA”で40%OFF(月額7.2ドル)
  • 月額プラン:”ACADEMIA20”で20%OFF(月額16ドル)

期間限定の割引コードが公式サイトにありますが、こちらのコードが最安値で利用できます。

\”ACADEMIA”入力で40%OFF/

チームで契約する場合

もし2人以上利用したメンバーがいるならば、チームで契約することができます。

あかのん

もし11名以上メンバーが集まるようであれば、個人契約×プロモコード利用(月額換算7.2ドル)より安くなります。

SciSpaceをチームで契約したときの料金

Scispaceの始め方

SciSpaceの始め方の実際の画面

Scispaceの始め方は非常に簡単で、以下の2通りの方法があります。

  • Googleでログイン
  • アカウント作成
    ・名前
    ・メールアドレス
    ・パスワード
    を入力しサインアップ

Scispaceの有料プランへアップグレードする方法

SciSpaceののプラン選択(個人で契約か、チームで契約)の実際の画面

チームで契約するとは、2人以上で同時に契約する場合です。

STEP
月額プランか、年額プランかを選択

月額プランより年額プランの方が圧倒的に安いのでおすすめです。

SciSpaceののプランの選択(個人契約の場合)の実際の画面
STEP
プロモーションコード入力

プロモーションコードの欄に「ACADEMIA」と入力すれば、57.6ドルが割引になり、年額で86.4ドルとなります。

SciSpaceのプロモコードと支払い(個人契約の場合)の実際の画面
あかのん

つまり月額7.2ドル。これで最安値で利用できます。

まずは月額プランで試したい方は「ACADEMIA20」で20%オフになります。

\”ACADEMIA”入力で40%OFF/

Scispaceのまとめ

研究者にとっては日常的に非常に便利なScispace!

このようにAIを上手く使うことで研究効率を最大化しましょう。

あかのん

まずは無料プランから利用してみてください

検索機能の特徴2 億件以上の論文のメタデータと5,000万件以上のオープンアクセスの全文 PDFへアクセス
疑問に対して信頼できる引用をもとにまとめ情報を提供
検索結果上に各論文へのinsightと論文の結論が提示されており、論文の内容を簡単に把握できる
関連する研究論文を発見できる
読解機能の特徴チャットボット「SciSpace Copilot」を利用して、論文の要約をさせたり、要点を聞いたり、選択範囲の説明をさせたりと、論文読解のサポート力に優れている
論文内の数式や表の解説機能もあり
手持ちの論文(PDFファイル)を読み込み可能
英語の論文に対して日本語で質問&回答をもらうことが可能
記事やPDFをSciSpaceのコレクションに保存でき、いつでも前回の続きを読むことができる
おすすめの利用場面論文検索から読解までマルチに対応できるため日常的的なパートナーとして
あかのん

最後にちなみになんですが、ChatGPT Plusで利用できるResearchGPT(Official)はScispaceより提供されているGPTsなんですよ~

\インスタでもまとめてます。ブクマ代わりにフォローがおすすめ/

その他の研究ハック!

研究者・大学院生が使うべき必須ツール32選

他にも研究に便利なAIツールをまとめています。併せてよんでみてくださいね。

1研究室に1アカウント必須!引用チェックツール「Scite_」の絶大な効果とは

大量の論文を読み漁る必要があるフェーズの研究者に!論文の抄読数が倍層する科学文献に特化した論文要約ツール「Scisummary

\インスタでおすすめツール32選を紹介しています/

あかのん

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